2026/09/14 16:06

「SEKAR SANDAT(スカール サンダット)」という名前、読みにくいですよね。

今日はその名前について、お話しさせてください。

ローマ字読みで「セカールサンダット」と読みそうになりますが
インドネシア or バリ島での発音だと「SE」は「ス」に近い発音になります。

スカールサンダットは、バリ島の言葉で「イランイランの花」のこと

・SEKAR=花
・SANDAT=イランイラン

に、なるんですね。

イランイランの花、見たことはありますか?
香水とかお香によくあるから、香りは知っているけど
姿形はよく知らない、、という方も多いと思います。

こんなお花です。
え、お花?
葉っぱじゃなくて?

というくらい、見た目は少し地味ですよね。


見た目はパッとしないけれど、、
特別なのは、その香り。

他に似ている香りがないくらい、濃厚で甘い花の香りなんだけれど
鼻から頭まで抜けるようなスッキリ感もある。

2面性を持つ香りだなと、私は感じます。

このお花の名前を屋号にして、刺繍アクセサリーの制作とバリ舞踊教室をしています。


バリ島ではスカールサンダット(イランイラン)にまつわる歌があって
イランイランの花の対比として、ハイビスカスの花が出てきます。

ハイビスカスは大輪で色鮮やか、遠くからでも目立つ華やかな花です。
でもそれに吸い寄せられて花を摘むと、花はすぐに萎れてしまい、香りもしなくなる。

イランイランは遠くからは目立たない、言ってしまえばすごく地味な花です。
でも花を摘んでもすぐに萎れることはなく香り続け、そして枯れてもなお香り続けます。

歌の中では、この2つの花の違いを「人生」に例えています。


華やかな「見た目」を追い求めるのではなくて
「香り」=「内面」を大切にしなさい
内面に目を向けていれば、その人の人生はずっと香り続ける


バリ舞踊留学を終えて数年経ち、自分のバリ舞踊教室を持ちたいなと思った時に
師匠に「教室の名前を付けてほしい」とお願いをしました。

師匠は数日考えてくれて、そして付けてくれた名前が「SEKAR SANDAT」でした。
その時に、歌の意味も教えてくれました。

師匠は何よりも「心」をいちばんに大切にする人で。
踊りの練習なのに、よく心の話になりました。
心がこう動くから、体はこう動くんじゃないか、そんな心が先行の練習は
いつも発見がいっぱいでした。

踊りは視覚から入ってくるものかもしれないけど
「心」で踊れる人であり続けてね

名前をもらった時、師匠からはそんなメッセージが込められているように思いました。

2017年の2月からこの名前でバリ舞踊教室をスタートし、
2025年の2月からは刺繍アクセサリーの制作を始めました。

・・・

この名前に込めた想い、、、まで書くと、ながーーーーーーくなってしまうので、今日はここまで。
また別の機会にお話ししたいと思います。

今日は「スカールサンダット」=「イランイラン」ですよーというお話しでした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また来週の月曜日に!お会いしましょう!

今日の一枚

バリ島のお宅の敷地内に、イランイランの木がありました。
どこが花でどこが葉っぱか、本当に分からない時も。

でも一度嗅いだら忘れられないような香りを持っている。

日本で言う
「能ある鷹は爪を隠す」
のような

そんな凛とした、静かなしたたかさを感じます。